|
|
Akiさん、ありがとうございます。
今日は木村駿吉の資料調査に一日出ておりまして、すっかり疲れてしまいましたので、少し休んでから、Akiさんさんのアドバイスを入れて花子を使って回路図を描いてみようと思います。
(最近は東京まで出ますとその後一週間は疲れがとれません)
パソコンを使っての回路図描きはだいぶ上達したのですが、それでも一週間はかかると思います。
電鑰の鑰は区点JISが7948、JISコードが6F50で、ヤクと読むらしいです。意味はカギで、電鍵と同じ意味のようです。
電鍵はたしかに左右の右がバーで左が下の接点ですね。私もその解釈で納得しました。
バーの逆の端にある接点ですが、フレミングの本によりますと、明治時代にマルコーニが、バーを下げて送信回路を働かせると逆の端が上がってアンテナと受信機が切断される電鍵を工夫したそうで、図がありました。木村駿吉はそれにヒントを得たと思います。
これについては、アースに落とす方法と単に切り離す方法とがあり、Akiさんが言われるようにアースする方が電磁誘導による漏れも減るのでベストだと思います。
ただ資料を読みますと、当時はアースへの認識が乏しく、地上の実験で何百メートルも先までアース線を張ってその先をアースして性能が出ず苦労しているようです。
(線状アンテナをトランス結合して他端をアースする方法などもマルコーニが発明して特許を取ったようですが、要するにそれまでは誰もアースの重要性には気づかなかったらしいです。木村駿吉の本を読んでも松代松之助の本を読んでも、アースとアンテナについては理解していなかったようです(私は今でも理解出来ていませんけど))
駿吉の説明文によりますと、受信機とアンテナの接続を切らないと電鍵のバーが機械的に固定されて動かないようになっている仕組みのようにも受け取れます。
181頁の「ブレーク・イン端子」とは「MK−6船舶用電鍵」ですね。なるほど、そういうものも使われていたのですね。
今回のものは、そういう電鍵すら無かった明治30年代の技術ですし、しかも電気の事など何も知らない水兵さんへの説明図ですので、推理する以外に方法がありません。
駿吉たちの説明も残っていますが、毎日一度は掃除しなさいとか、素手で触ってはいけないとか、机の上にこの図のように並べなさいとか、ベルが鳴ったときはそれを引き抜いて担当者に至急知らせろとか、砲撃戦が始まる時は海面下に移せとか、そういう事が中心で、電気回路の説明は見つかりません。
(何ボルトにしろとか、そういう事はあります。要するに家電製品のマニュアルのようです)
どうやらお送りした図は、机の上を俯瞰したもののようです。図の上側が窓の方角になっていて、アースはその窓から外に出して海水に浸していたようで、だから上に向けてアース線があるのでしょう。一方アンテナは天井の方から碍子を伝って降りてくるので、図には描けなかったのだと思います。机の下に収納する部品も描かれていないようです。
これまで、三四式の回路図は大体は描きましたので、今度の三六式の図が出来ましたら、一緒にお送りして検討お願いしたいと思います。
三四式、三六式の回路図問題につきましては、10年前(15年前?)からAkiさんにいろいろお世話になっており、ありがとうございます。
|
|