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台風明けの昨27日は、上映4日目、11:50からの『きみがぼくを見つけた日』を観に、「ワーナー・マイカル・シネマズ 港北ニュータウン」まで出掛けました。
上映開始6分前に場内に入ったとき、私は二人目。しかし、開始寸前に3人入場。スクリーン11、座席数:116に最後まで5人。
宣伝では、“本年最高の恋愛映画”とのことでしたが、女性は二人でした。
映画:
凍て付くクリスマスの夜、小さな息子、ヘンリーを後部座席に乗せて母親が運転していた車がスリップ、衝突する。車は大破炎上するが、何故かヘンリーは裸で車の外に残され助かる。そこへ、ヘンリーと名乗る若い男が来て、「理解できないかも知れないが、私はきみの将来の姿だ。怖がらなくても良い」と慰める。
シーンが変わって、ここは図書館。司書として働く若い男、ヘンリーのところへ、若い女性が本を探しに来る。クレアと名乗るこの女性に「ヘンリーでしょ、こんなところにいたの」といわれても、全く理解できないヘンリー。その晩、彼女と一夜を過ごすが、ヘンリーは姿を消し、次に裸で現われたのは、茂みの中。近くの草原では、6歳のクレアが一人で遊んでいる・・・・・。
・・・・やがて、クレアと結婚、未来へトラベルしたヘンリーは動物園で、10歳になった自分の娘、アルバと会うが・・・。
オードリー・ニッフェネガーのSF小説『タイムトラベラーズ・ワイフ』の映画化。
ほぼ原作に忠実ですが、最後の部分はカットされています。しかし、この方が映画としては綺麗で余韻があり、成功していると思います。
脚本は、異色の恋愛映画、『ゴースト/ニューヨークの幻(1990)』のブルース・ジョエル・ルービン。
映画は、上述したようなシーンが、次々と続いて行き、アメリカ上映時にも、どうなっているのか理解できない観客が沢山いたとか。
多分、日本でも“本年最高の恋愛映画”だと思って観に行った女性たちは、戸惑ったことでしょう。大変でも、一度、原作を読んでからの方が、余裕を持って観ていられます。
昔(1968)、ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』が映画化されたときも、日本ではタイトルを『まごころを君に』(映画の原題は“Charly”)に替え、大恋愛映画と宣伝、若い女性を動員しました。今回も同じ“どぜう”を狙ったようですが、果たして・・・。
製作総指揮の一人に、同じく時間的に“すれ違う恋”を描いた『ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2009)』で主演した、ブラッド・ピットが入っています。
(原題)The Time Traveler's Wife
2009/アメリカ/ワーナー・ブラザース映画配給
監督:ロベルト・シュベンケ
脚本:ブルース・ジョエル・ルービン
製作総指揮:ブラッド・ピット、リチャード・ブレナー、ミシェル・ワイス、ジャスティス・グリーン
原作:オードリー・ニッフェネガー
出演:レイチェル・マクアダムス、エリック・バナ、アーリス・ハワード、ロン・リビングストン
2009/10/24公開 1時間50分
蛇足:原作、『タイムトラベラーズ・ワイフ 上・下』(ランダムハウス講談社、2004年12月発行、各:1600円)は、その後、『きみがぼくを見つけた日』と改題され、同社から文庫本の上下として発売されています。
◇ 今回、初めて映画館で観た予告編。
『ホワイトアウト』(米) 2009/10/31
地球上で最も寒く、最も孤立した大陸が、人間に仕掛けた罠。
南極で発見された、奇妙な死体の謎に迫る。南極で起きた“初”の殺人事件。
◎ 続けて、7月に読んだ『タイムトラベラーズ・ワイフ 上・下』の感想コメントを添付させて頂きます。お読み頂ければ幸甚です。
☆『タイムトラベラーズ・ワイフ』
図書館に頼んでおいた、オードリー・ニッフェネガーの『タイムトラベラーズ・ワイフ 上・下』(ランダムハウス講談社、2004年12月発行、各:1600円)が、7月3日に届き、返却期限の2週間でどうにか読了できました。
訳者あとがきにも「アメリカの書評で『この作品の唯一の欠点は本を置きたくなることだ』と書かれているように・・・」と書かれていましたが、本当に厚い、重たいハードカバーの小説です(特に、寝ながら読むのには・・・)。
内容は、1977年9月23日、クレア6歳から、2053年7月14日、82歳になるまでのクレアとヘンリーの熱烈大恋愛小説。
「しかし、旦那様はタイムトラベラーだったのです」。
このタイムトラベルは、ヘンリーの遺伝子と、彼の精神的なストレスが原因で、自分の意志とは関係なく起こり、行き先の時間も場所も全く不確定。そして、移動するのは、彼の生身の裸身だけ、という状態。
読み始めたときには、ヘンリーの時間的往き来を、クレアの時間軸にグラフで記入してみましたが、ヘンリーがタイムトラベルした先で、子供時代の自分に会い、その子供時代の自分が、見ている前でタイムトラベルして消えてしまったり、何回もの流産のあげくに、やっとクレアから生まれてきた娘、アルバもタイムトラベラーで、別の時間軸で、この二人が会ったりと、かなり複雑なので、直ぐにグラフへの記入はギブアップしてしまいました。
訳者あとがきによると、クレアは「さまざまな時代からタイムトラベルしてくるヘンリーと152回も会い続け、愛をはぐくんでいく」と書かれています。
訳者は、多分、グラフを作ったのでしょうね。
確かに、初めは取っ付きにくいですが、段々と読み方も分かり、登場人物にも親しみが湧き、2冊目の「下」は、快調に読み進められました。
なお、この小説は、オードリー・ニッフェネガーの処女作で、大ベストセラーズになった上、映画化もされました(全米公開:2009年8月14日予定。日本公開は現在、未定?)。
作者は未婚の女性なのに(だから?)、SEX描写が多く、ちょっと・・・(嫌いなわけではないのですが)。
しかし、彼女は、この小説を脱稿後、5日目に彼をゲットしたとか。
現在、オードリー・ニッフェネガーは2冊目を執筆中とのこと。果たして?
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