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Akiさん、しばしばすみません。
ううむ、悩んでしまいます。
たしかに、増幅器として考えれば、一段増幅と二段増幅の違いなんでしょうが。
まあいずれにせよ三六式の木村駿吉の図では一段だけですので、津村さんが何か勘違いなさったのかもしれません。
(津村さんの回路図では三四式も三六式も二段構えになっておりますので)
――と、ここまで書いて、ふと思いつきました。
明治35年に木村駿吉と外波内藏吉が無電機調査と必要部品調達に欧米を廻ったとき、イギリス製の電磁リレーを大量に仕入れてきて、これを三六式に使用しました。
そこで、この英国製を使用したために三六式では一段ですんだ。その前の三四式は国産リレーだったので二段必要だった。
・・・こう考えますと、理屈に合っているようにも思います。
アースについてですが、いま明治時代の記事の中にちょっと面白いものを見つけました。
無電機をアースすると、電波が地面に逃げてしまうので、アースはしない方が良い、という意見です。
コイルやコンデンサの機能もよくわかっていない時代ですから、いろんな話があります。いま考えると信じにくいのですが、LとCを使って同調をとる回路が大発明で大騒ぎになった時代ですので。
木村駿吉も、アンテナの先端はどこにもつながっていないのに、何故電流が流れ電波が出るのか分からない――と言っています。
もう一つ、不思議な特許を見つけました。外国から日本に出された特許なのですが、アンテナを空中高く伸ばすかわりに、地中深く埋めるのだそうです。相手のアンテナも地中深く埋めるのです。実験したんでしょうか? こういう不思議な特許を日本の審査官は認めたのですね。
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